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PC用 フライトシミュレーションゲーム向けコントローラー

プロジェクトタイプ

製品開発

発売日

2023年12月

開発期間

2021年12月~2023年12月

担当

プロジェクトマネージャー・プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・プロモーション・一部構造設計

リンク

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戦闘機の操縦をするコントローラーを、プロジェクトマネージャーを行いながら、
プロダクトデザイン・一部構造設計・プロモーション作成を行いました。

【製品仕様と想い】
この手のものは既に、ローエンドからハイエンドのものまで市場に出揃っていました。
しかし実際は、「リアルでも操作が難しい」か「リアルさが足りない」かの両極端で、「リアルさ」と「ゲームとしての操作性」が調和している製品が無い状態でした。その気づきから、企画が動き出した段階で、大きい新機能や新要素は追加せず「今世の中に出ているフライト向けコントローラーの決定版を作る」という位置づけで開発に着手しました。
そのため、機能はトップクラスのものに合わせつつ、外観形状で操作性を向上させたり、ツインスロットル(左右のエンジン出力を独立調整するもの)をスライド式にして、出力位置によって手の置き方の形が変わらないようにする等、小さな工夫を盛り込むことで形にしました。実際スライド式のツインスロットルは、他製品にはない新要素となりました。
そのために新技術を取り入れた部分もありますが、実際のユーザーにとっては「大きな違い」よりも「着実な違い」を感じてもらえるものになったと思います。
実際にSNS等を見ていると「触ってみると意外と良かったから買う」といったコメントが多いので、狙い通りだったのかなと思っています。

その他にも、今まで他社の更に他社が別売りしていた「デスク固定マウント」を専用で開発・付属販売することで、相対的には安い価格で、よりリアルなプレイを可能にしました。
特に他社品の操縦桿側では、四角い土台をマウントに乗せるタイプのものしかないため、股の間に操縦桿がくるような設置をする場合では快適性がなく、結果的にリアルさを感じにくくなっていました。本製品では奥の側面を引っかけるようにし、土台内部の金属板とマウントを接続することで、固定強度を上げつつ土台を台形にすることができました。その台形が股の形と合い、快適性とリアルさを演出しています。

【プロダクトデザイン・グラフィックデザイン】
外観や意匠面では、空軍と提携してレプリカレベルのものを販売している他社品がありましたし、意匠権等で一番危ないジャンルということもあり、詳しくない人から見て「本物だ」と思われるくらいの外観デザインを目指しました。持ち心地や操作感が大事な部分はヒアリングを繰り返して仕上げ、意匠は上記のようなコンセプトで仕上げました。パッケージのデザインも、ベースは自分で作りました。ミリタリー系ということもあり、エアガンのパッケージを彷彿させるようなデザインに仕上げることで、ミリタリー製品を購入する方のワクワクを引き出せたら良いなという思いでデザインしました。

【プロモーション】
当時、フライトゲームが特に欧州で流行っていることや、長らく新製品がなかったジャンルなため、
ただ出すだけでも話題性のある製品だとは思っていました。しかし上記の通り、機能としては新しいものが無いため、ユーザーに触っていただいて違いを感じてもらう場や、製品プロモーションは必須と考えており、そこにも力を入れました。
PVは格好良くかつ売りが伝わるように絵コンテで検討し、当時は外注で作成しました。
ユーザーに触っていただく場としては、オンラインのフライトゲームを運営する会社と提携し、
実機体験会を実施したことと、実機を店舗に展示する施策を行いました。
そういったこともSNS等で拡散され、特に日本国内では広く認知されることになりました。

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